2017年08月19日

休日を平穏な気持ちで過ごす法


私は小さい頃から生真面目かつ気に病む性格で、心配事や悩みを引きずるタイプである。気になることを抱えたまま休日を迎えると、そのことばかりを考えてしまい、鬱々として楽しめない。
こういうことを言うと、「休みの日くらい、すべてを忘れてのんびり過ごしたらどう?」とか、「気分転換のために趣味を楽しめばいいじゃないか」などと言う人がいる。それでアドバイスをした気になっているのを見ると、「バカか、こいつは」と思う。こっちはそれができないから困っているのであって、できるならとっくにやっている。

思うに、私のような人は多いはずだ。というか、世界で最も生真面目で心配性なのが日本人らしい。例えば朝の出勤電車では、大局的に見れば大過のない人生を送っている人が多いはずなのに、なぜかみんなイライラして、眉間にしわを寄せている。仕事をしていても、実に細かいことにこだわり、完璧でないと「失敗した」とみなされ責任を追及される。なんと余裕がなく、不幸な国民であろうか。

そんな不幸な国民の一人ではあっても、休みの日くらい穏やかな気持ちで過ごしたいのが人情というものである。そのために私は、長年の試行錯誤の結果、以下のようなことによって心の安定を図っている。

・週明けにやってもいいけれども、心の重石になっている仕事は、土曜に着手してある程度メドをつけておく。そうすれば、あとの時間を心おきなく休める。

・同じく、週明けに出さなければならない気の重いメールは、土曜のうちに文面をつくっておく。そうすれば、あとの時間を心おきなく休める。

・仕事や対人関係など、精神的に負担になっている問題は、たとえ場当たり的でもいいから対応策と実施時期を決めてしまう。あるいは、自分が譲歩して解決することなら、できる範囲で譲歩すると決める。そうすれば、気持ちに一区切りがつき、精神的に楽になる。

・問題や悩みに無関係な友人と会って、その問題でなくてもいいから話をする。あるいはその友人の悩みを聞いてあげる。それができないなら、自分を悩ませている問題について、文章に書く。そうやって思いを外に吐き出せば、ある程度心が軽くなる。

・一人でいいから、身近に愚痴を言える仲間・同志をつくる。

・可能な限り、第二、第三の手を考えておく。対応策が一つしかないと、それがダメになった場合のことを考えてしまい、かえって不安が増す。

・守勢一辺倒の姿勢から、問題に対して攻撃することを考える。これはポジティブ・シンキングとは違う。むしろ「窮鼠猫を噛む」に近いが、意外と気持ちが楽になる。

・攻撃までいかなくとも、何らかの行動を起こす。そうすれば変化が生まれ、選択肢が増えたり、事態が好転する可能性が出てくる。

・問題や悩みが解決したら、その大きさに見合った買い物をして自分に褒美を与える。それを習慣化すれば、意識せずとも、問題解決への前向きな気持ちが育まれる。未解決の段階で買い物をして気分転換を図るのも悪くはないが、効果は一時的なものに終わってしまって虚無感だけが残る。


改めてこれらを見ると、なんと切ない生き方かと思うが、無意味で無責任な助言に比べて、これらの方法は具体的で、けっこう効果があると思っている。いずれにしても、我がことながらご苦労なことである。

posted by ギャンブラー at 10:20| Comment(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする