2019年05月25日

じり貧ニッポン


ある経済界の重鎮が、「平成の時代の日本は負け戦の連続だった」と言ったそうだ。確かに、液晶テレビも半導体も中国や台湾、韓国のメーカーにやられて壊滅してしまった。その間、日本のメーカーが勤しんでいたのは、国内市場だけを見たガラパゴス機能を付け加えることだけで、それを尻目に、アップルはiPhoneを生み出し、ダイソンは画期的な掃除機や扇風機を開発した。ドローンも、今や世界で圧倒的なシェアを誇っているのは中国メーカーである。もっと悲惨なのはAIに代表されるIT業界で、日本は世界から周回遅れどころか2周も3周も引き離されているそうだ。

それなのに、「日本のモノづくりは世界一だ!」と信じて疑わない日本人が今も非常に多い。「iPhoneたって、日本製の部品がなければ動かないんだぜ」とか「ファーウェイのスマホは日本から輸出した部品で成り立っているのを知ってるか」などと胸を張る人が少なくない。部材供給メーカーなんて、客から無理難題を吹っかけられて右往左往しているのが実態だし、後発メーカーが出てきた途端、買い叩かれる運命にあるのに・・・。

テレビでは毎日のように、日本のモノづくりや伝統を礼賛する外国人を日本に呼んで悦に入る番組が放映されている。もはや痛々しいというしかない。現実を見れば、日本最大の企業・トヨタでさえ、時価総額では世界で20位にも入っていないのだ。
かつて日本人は、外国との比較で自分たちが劣っていると感じたとき、知恵を絞り、しゃにむに努力することで難局を切り開いてきた。そんな気概が今の日本人にあるのだろうか。外国人のおべんちゃらにニタニタ笑っているような状況ではないのである。

それは私の馬券生活にも当てはまる。先週のオークスではカレンブーケドールの複勝をやっとこさ当てたが、一番人気馬との馬連は持っていなかった。250倍もついたのに・・・。じり貧とはこういうことを言う。

さて、ダービーである。基本的に堅いレースだが、昨年はコズミックフォースの複勝を当てた。なんと30倍以上もついた。複勝でこんな高配当はめったに出ない。あれ? いつの間にかオレも過去の栄光に酔ってばかりで現実を見ようとしない、情けない存在に成り果ててしまったのか。

◎は、サトノルークス。惨敗した皐月賞は忘れよう。なんと言っても、堂々の3連勝馬なのである。大舞台でアッと言わせることの多い池添の一発に期待する。複勝で。


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posted by ギャンブラー at 20:01| Comment(2) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

オークス


オークスというと、どうしても2400mの距離適性が云々されるが、実際は競走馬としての底力がモノをいうケースが多い……とお偉い競馬評論家もおっしゃっておられる。確かに、過去に勝ち負けしてきたのは桜花賞の上位馬だ。その点、今年は桜花賞馬が不在で、混戦模様だろう。

◎は、ダノンファンタジー。桜花賞は完敗だったが、それでも勝ち馬とは0.4秒差。それ以外はほぼ完璧な戦績なら、ここでは主役を張れる。単で。
穴馬は、△カレンブーケドール。実績は劣るが、クイーンCで桜花賞3着馬、オークスでも2番人気のクロノジェネシスと0.2秒差なら面白い存在だ。全く人気がないのもありがたい。複勝と、◎−△の馬連を少々押さえておきたい。


posted by ギャンブラー at 09:53| Comment(0) | 競馬敗戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月03日

出てこない


「平成最後」だ「令和初」だと、マスコミのどんちゃん騒ぎには心底うんざりするな、などと例によって斜に構えながら新聞を読んでいたら、ちょっとショッキングなことが起こった。

私が取っているのは読売新聞だが、平成最後の記念なのか、3日連続で平成年間を彩った「時の人」の顔写真を計数百人掲載していた。朝起きてそれを見ていて、異変に気づいたのである。それぞれ有名人だから、ほとんどの人は誰だかわかる。ところが、名前が出てこないのだ。それも一人や二人ではない。例えば、卓球の愛ちゃんやフィギュアスケートの真央ちゃん。そこまではわかるのだが、名字ってなんだったっけ。喉元まで出かかっているのだが思い出せない。
そうやって一人ひとり名前を言おうとするのだが、半分以上の人の名前が出てこなかった。気になって、そこには載っていない人物を思い浮かべて名前を言おうとするのだが、これまた出てこない。例えば、STAP細胞の有無で世間を騒がせた彼女の名前は? 先日、週刊新潮のデスクと三度目の獄中結婚をして話題になった死刑囚の女の名前は? いずれも珍しい名前だったというところまでは覚えているのだが、そこから先は濃霧に包まれている。

もともと人名を記憶するのは苦手だった。一度会って名刺を交換しただけの人は、一瞬後には名前を忘れている。それは若い頃からのことだから、特に驚かない。しかし、こんなに有名な人物の名前が出てこないのは異常ではないか。ひょっとして初期の認知症か?と思ったらゾッとした。動揺しつつ新聞の別面に出ていた答えの人名を見て「そうだ、そうだった」と確認し、1週間たってから脳内でテストしたところ、ほとんどの人名を言うことができた。だからそれほど深刻な事態ではないのかもしれないが、得体の知れない気持ち悪さは今も残っている。

会社の同僚や知人の中で、親が認知症になった人が何人もいる。その苦労話を少し聞いただけで、この問題の深刻さがよくわかる。ある友人は、「もし自分の親でなければ、認知症の進んだ人間はゾンビというしかない」とまで言った。
幸い、米寿の老母を含めて親族の中に認知症の人はいないが、だから自分も大丈夫という保証はどこにもない。特に、独り者の私など、認知症になったら悲惨である。そう思うと、新元号がどうのこうのと太平楽は言っていられない。脳を鍛えるために、さっそく週末に迫った競馬の予想に全力集中だ!



NHKマイルカップ予想
posted by ギャンブラー at 17:01| Comment(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする