2020年03月21日

近況報告


■何が正しい方法なのか
新型コロナウイルスが猛威を振るっている。ここまで蔓延してしまえば、あとは多くの人が感染して抗体を持つしか、根本的な解決法はない。その間、いかに犠牲者を少なくするか。その方法で、世論は二分している。一つは、極力検査をしないことで医療崩壊を抑えようという派。もう一つは、できる限り多くの人を検査して、早期発見・早期治療をしようとする派。どちらが正しい方法なのかは、蔓延の程度によって変わると思う。
まずは水際対策。発生地である中国からの流入を食い止めることだが、春節時期と重なったことも仇となって、失敗した。これに関して政府のやり方を非難する声もあるが、いち早く中国からの入国を規制したアメリカはウイルスの流入阻止に成功したのか。現状を見れば答えは明らかで、ここまでグローバル化が進んだ現代において、感染症の蔓延を完全に防ぐことは不可能ということだ。
水際対策に失敗したら、次は感染ルートをしらみつぶしに調べて国内での蔓延を防ぐ段階。もし感染者が見つかったら全員を強制的に隔離して、それ以上の拡散を防ぐ。その考え方は間違っていない。
そして、もはや感染ルートが不明なケースが多数発生している段階。現在はこのフェーズに入っている。ここまできたら、軽症者も含めて感染者全員を隔離するのは、むしろ医療崩壊を招くのではないか。それを阻止するためには、希望する全員に検査を実施し、陽性であっても軽症者は2週間自宅待機、高齢者や持病のある人は自宅で注意深く経過観察しながら、重症化したら即入院。つまり、インフルエンザとたいして変わらない方法が最も有効だと思う。
現状、我が国は二番目の段階の方法をとっているが、そろそろ全員隔離のやり方を考え直す時期にきていると思う。そんなことをしたら検査希望者が殺到して医療崩壊を早めるという意見があるが、本当にそうか? 最初は混乱するかもしれないが、たとえ陽性でも軽症者は自宅で休養していれば治ると医者に言われれば、みんな安心するのではないか。今は体調を崩しても4日間も医者にかかれず、その間は検査すらしてもらえない。もし感染が判明すれば、軽症でも隔離入院させられ、接触した家族や職場の全員が自宅待機を強いられる。その恐怖感・不安感を払拭しない限り、医療崩壊どころか経済崩壊、ひいては社会崩壊を招くと思うのだが。

■まごう方なき天才
藤井聡太はやはり大天才だ。AbemaTVの将棋チャンネルを観戦しての感想である。最近はAIの推奨する最善手を常時表示し、それと実際の着手を比較できるので、とても面白い。
今やプロ棋士のレベルをはるかに超えた能力を持つAIソフトは、いわば「神の声」である。藤井七段の場合、ほとんどAIの示す最善手を選択する。そこまではトップ棋士なら不可能ではない。彼がすごいのは、AIの推奨する以外の手を指し、それが後で最善手だったことが判明するケースがままあるということ。つまり、藤井聡太は「神」ですらわからない手を指して勝つということである。これを天才と言わずしてなんと言うのか。昨日の王位戦のリーグ戦でも、終盤まで互角か少し不利という局面から、最終盤に解説のプロ棋士でさえ呆然とするような手を指して、あっという間に勝ってしまった。
こんなすごい才能を持った若者が日本にいる。その事実だけで、コロナで閉塞した日常の憂さが、少しは晴れるというものだ。


posted by ギャンブラー at 11:21| Comment(4) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
過去の経験から、パンデミックは数回続くと覚悟すべきでしょう。第1波が収束し落ち着きを取り戻しかけたタイミングで、第2波に備えて十分な準備することが重要かと。日本はここまで巧く抑制しているため、却って国民に緊張感が足りないように感じる。近所の飲食店は花見気分で随分と賑わってます。こんなことで大丈夫でしょうかね。
Posted by ato at 2020年03月22日 18:02
atoさん。
そろそろみんな「コロナ疲れ」してきたんじゃないですかね。特に日銭商売をしている飲食店やイベント会社、宿泊業、フリーランスの人たちは待ったなしの死活問題になっています。死ぬ(倒産する)くらいならコロナに感染するくらいなんだ!と内心開き直っている人が日々増えているように感じます。

私自身は、あくまで科学的根拠によってこの騒ぎを判断しようと思っています。例えば、今日現在、世界の感染者数は26万人余りで日々増加しています。実際の感染者数をその100倍とすると2600万人、まあざっくり3000万人としましょうか。世界の人口は77億人ですから、感染率は0.38%となります。ちなみに、公表値の27万人で計算すると0.0035%です。欧米の政治家の中には国民の6〜7割が感染すると警告している人がいますが、発生から4ヵ月も近くたつのに、感染率が少なすぎやしないでしょうか。それを説明する仮説が二つほど浮かんでいますが、もう少し考えてみます。
Posted by ギャンブラー at 2020年03月22日 19:23
東京では昨日今日と感染者が急に増えて、新しい段階に入ったようです。気になるので外出禁止に備えて少しばかり備蓄食糧を積み増ししました。ただの取り越し苦労だといいのですが・・・。
Posted by ato at 2020年03月25日 19:32
普通に考えれば、今後感染者は幾何級数的に増えていくでしょうね。多くの人はそれを悪いことととらえていますが、実は良いことです。できるだけ多くの人が感染して抗体を持つことが、パンデミックを終息させる最も効果的な方法です。ただ、高齢者の致死率はかなり高いので、陽性でも軽症者の人はとっとと家に帰し、重症者を受け入れるための準備をしておくことが不可欠です。そうでないとイタリアの二の舞です。

備蓄食料は、精神的な安定のためにも必要でしょうね。私は郷里から送ってもらった米を常に備蓄していますし、缶詰も豊富に蓄えています。ですから、その面では何も心配していませんが、医療崩壊の前に経済が崩壊して中小零細企業がバタバタと倒産し、収入の目処が立たない失業者が街にあふれるほうが、よっぽど恐いです。
Posted by ギャンブラー at 2020年03月25日 21:52
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